パロディ

盗電挽歌「核にも負けず」
 
膨大な死の灰を 撒き散らし
 
除洗もせず 福島にも住まず
 
まともな 補償もせず
 
安全だ 安全だ と言い続け
 
切羽詰ると 国が悪いと言い
 
真実は いつも後出しジャンケン
 
毎日毎日 政治工作に明け暮れ
 
あらゆることを 自分の為だけ考えて 札束をばらまき
 
被災者の話を 殆んど聞かず そしてすぐに忘れ
 
都会の立派なビルに 閉じこもって高給を食み
 
東に奇形児あれば 運が悪いと言い
 
西に甲状腺ガンあれば 遺伝だと言い
 
南に白血病あれば 寿命だと言い
 
北に喧嘩や訴訟があれば 眺めてかかわらず
 
日照りのときは 冷房をつけ
 
寒さの夏は 暖房をつけ
 
政治家官僚に チヤホヤされ
 
叱られもせず 怖いもの知らず
 
こんな盗電に誰がした