林業安全講習中に受講生死亡

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    (追い口側へ倒れた杉が受講生の後方から直撃)

青森県野辺地町で4月16日、木を切る安全講習中に倒れた木が直撃し、62歳の男性が亡くなった事故の続報です。
講師の判断ミスと、木の切り方によって、事故が起きた可能性が高いことが新たに分かりました。
野辺地町枇杷では16日午前、森林作業員たちを対象にした講習会の実習中に、男性講師が切った高さ34m、直径40cmの杉の木が倒れ、受講していた男性を直撃しました。
この事故で十和田市洞内の森林作業員、千葉享良さん(62)が頭などを強く打って、その後、死亡が確認されました。講習会を主催した林業・木材製造業労働災害防止協会県支部によりますと、当初、2本の杉を切る予定でしたが男性講師の判断でさらに1本を切り、その切り方によって当初の予定と180度逆の方向に倒れ、千葉さんの後方から直撃したということです。また、半径およそ60mを立ち入り禁止としていましたが、周知が徹底されておらず、千葉さんを始め受講者たちは禁止の範囲内にいたということです。追加で切ったことも参加者たちに伝わっておらず、協会側は安全管理に問題があったことを認めています。講習会はチェンソーを使った伐採の資格を取るために必要なもので、協会では安全管理を徹底したうえで今後も実施していく予定です。            青森朝日放送

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