カールシュミットシリンダのメッキ

古いチェンソーをイジっていると、時々カールシュミットのエンジンに遭遇します。
シリンダは無傷でも、ピストンは酷使されていて摩耗が激しくほぼアウト。純正品は高杉で買えないのでeBayで格安のアフター品をチョイス。
組み込んで暫くは好調なのですが、何故か圧縮が落ちてピストンに傷が・・・?

(254カールシュミット製シリンダ)
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そこで調べてみました、マーレーとカールシュミット。
【マーレー】
ニカジルメッキ・・・シリンダー内面にニッケルと炭化ケイ素の複合メッキ皮膜を施したマーレー社の技術。ピストンはアルミ系鍛造。
【カールシュミット】
アルシルメッキ・・・アルミ製ハイシリコンのブロックに、シリコンコーティング。ピストンはアルミ製に鉄を溶射した物を使用。
 
『ニカジルは強固な皮膜なのでアルミピストンですが、アルシルシリンダのピストンは外側に鉄を溶射しています。
何故かといいますと、シリンダもピストンもアルミでは、摩擦で焼きついてしまうから』だそうです。
 
そうだったんですね、最近まで全く知りませんでした。
と云うことは、カールシュミットのシリンダへ汎用ピストンはご法度なんですか?
詳しい方がおられましたら、ご教示お願い致します。